CF(キャッシュフロー)表とは
10年~20年など長い期間で、子供の成長や自分のライフイベントなどの費用が、いつ幾ら程度用意する必要があるのかを確認し、資金の計画のために作成する、下記のような表になります。
エクセルでの作成要領を案内して行きます。まずは全体像を見てください。赤枠で機能別に区切っています。
![](https://largent-hanashi.com/wp-content/uploads/2022/08/220812CF表01_全体像-1-800x643.png)
最初に「万円」として表示する欄の書式設定要領です。これは全ての欄で同一です。数字を登録すると自動的に「万円」の表示を付けます。
![](https://largent-hanashi.com/wp-content/uploads/2022/08/220812CF表06_書式設定.png)
「年齢・収入等のエリア」と「収入合計」欄
下記のような算式で構成しています。なお「税金・社会保険控除後の率」は別シート(「データ」)にデータとして持っています。
![](https://largent-hanashi.com/wp-content/uploads/2022/08/220812CF表02_年齢・収入-800x545.png)
項目 | 関数 | 表示 | 解説 | |
① | 経過年数 | =C2+1 | 1 | C2に登録された「0」に「1」を加算していきます |
② | 西暦 | =C3+1 | 2023 | C3に登録された「2022」に「1」を加算していきます |
③ | 年齢(夫) | =IF($C4<>””,C4+1,””) | 46 | C4がスペース以外の場合にC4に登録された「45」に「1」を加算していきます |
④ | 年収 | =IF($C5=””,””,ROUND(C5*(1+$B5),0)) | 303 | C5がスペース以外の場合にC5に登録された「500」に登録された「1%」を増率加算していき、整数に四捨五入します |
⑤ | 収入計 | =IF(AND(D5=””,D7=””,),””,SUM(D5,D7)) | 808 万円 | D5とD7がスペースの場合には「空白」を表示し、それ以外の場合は「夫の年収」と「妻の年収」を合計します |
⑥ | 税金/ 社会保険控除後率(概算) | =VLOOKUP(D12,データ!$B$3:$C$123,2) | 74% | 収入計を基準に、下記一覧より税金・社会保険料控除後の金額(可処分所得)の概算を確認します |
⑦ | 可処分所得概算 | =IF(D12=0,””,ROUND(D12*D13,0)) | 598 万円 | 収入計に「控除後率」を掛けて可処分所得を計算します。整数に四捨五入します |
⑧ | 収入合計 | =IF(D14>=1,SUM(D14:D15),””) | 598 万円 | 可処分所得概算が「1以上」の場合に「可処分所得概算」と「その他収入」を合算します |
<参考資料>税金・社会保険控除後の率(目安)
![](https://largent-hanashi.com/wp-content/uploads/2022/08/220812CF表03_控除率-1.png)
支出関連について
個別の関数は登録していません。数字を問え六すると「万円」表示します。
![](https://largent-hanashi.com/wp-content/uploads/2022/08/220812CF表04_支出関連.png)
ライフイベントと費用を登録します。
各黄色網の欄に具体的な内容を記入し、費用の欄に金額を記入します。
![](https://largent-hanashi.com/wp-content/uploads/2022/08/220812CF表05_支出計-800x585.png)
項目 | 関数 | 表示 | 解説 | |
① | 支出計 | =SUM(D18:D23,D26,D28,D30,D32,D34,D36,D38) | 514万円 | 「支出関連」に登録された支出と「ライフイベント支出」の各支出項目を合算しています |
② | 可処分所得-支出 | =IF(D16>=1,D16-D39,””) | 84 万円 | 「収入合計」が「1」超の場合に「収入合計」から |
最後に「可処分所得」から「支出」を差し引いた金額を表示します。最後の行には「金融資産」の額を表示します。
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