CF(キャッシュフロー)表をエクセルで作る

エクセル(EXCEL)事始・事例研究

CF(キャッシュフロー)表とは

10年~20年など長い期間で、子供の成長や自分のライフイベントなどの費用が、いつ幾ら程度用意する必要があるのかを確認し、資金の計画のために作成する、下記のような表になります。

エクセルでの作成要領を案内して行きます。まずは全体像を見てください。赤枠で機能別に区切っています。

最初に「万円」として表示する欄の書式設定要領です。これは全ての欄で同一です。数字を登録すると自動的に「万円」の表示を付けます。

「年齢・収入等のエリア」と「収入合計」欄

下記のような算式で構成しています。なお「税金・社会保険控除後の率」は別シート(「データ」)にデータとして持っています。

項目関数表示解説
経過年数=C2+11C2に登録された「0」に「1」を加算していきます
西暦=C3+12023C3に登録された「2022」に「1」を加算していきます
年齢(夫)=IF($C4<>””,C4+1,””)46C4がスペース以外の場合にC4に登録された「45」に「1」を加算していきます
年収=IF($C5=””,””,ROUND(C5*(1+$B5),0))303C5がスペース以外の場合にC5に登録された「500」に登録された「1%」を増率加算していき、整数に四捨五入します
収入計=IF(AND(D5=””,D7=””,),””,SUM(D5,D7))808
万円
D5とD7がスペースの場合には「空白」を表示し、それ以外の場合は「夫の年収」と「妻の年収」を合計します
税金/
社会保険控除後率(概算)
=VLOOKUP(D12,データ!$B$3:$C$123,2)74%収入計を基準に、下記一覧より税金・社会保険料控除後の金額(可処分所得)の概算を確認します
可処分所得概算=IF(D12=0,””,ROUND(D12*D13,0))598
万円
収入計に「控除後率」を掛けて可処分所得を計算します。整数に四捨五入します
収入合計=IF(D14>=1,SUM(D14:D15),””)598
万円
可処分所得概算が「1以上」の場合に「可処分所得概算」と「その他収入」を合算します

<参考資料>税金・社会保険控除後の率(目安)

支出関連について

個別の関数は登録していません。数字を問え六すると「万円」表示します。

ライフイベントと費用を登録します。

各黄色網の欄に具体的な内容を記入し、費用の欄に金額を記入します。

項目関数表示解説
支出計=SUM(D18:D23,D26,D28,D30,D32,D34,D36,D38)514万円「支出関連」に登録された支出と「ライフイベント支出」の各支出項目を合算しています
可処分所得-支出=IF(D16>=1,D16-D39,””)84
万円
「収入合計」が「1」超の場合に「収入合計」から

最後に「可処分所得」から「支出」を差し引いた金額を表示します。最後の行には「金融資産」の額を表示します。

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